3つのプロジェクトテンプレート

MoNo.RAIL-release.zipMoNo.RAIL.Samples/MoNoStudioSamples/ フォルダに3つのプロジェクトテンプレートが用意されています。 これらのプロジェクトをコピーし雛形として使うことで、手軽に MoNo.RAIL アプリケーションの開発をスタートできます。

QuickTemplate

QuickTemplate で始めよう で紹介したものです。

  • デバッグ用、開発ツール用、簡易ツール用
  • きちんとしたアプリケーションを作る場合には使用しないこと
  • このテンプレートでは、本来はビューにあるべき MoNo.Wpf.SceneGraph や MoNo.Wpf.Entry をモデル側で直接利用しているので、MVVMとして適切ではない。
  • 上記理由により、設計の参考にするのも不適切。
  • 適切な使い道:
    • ライブラリなどの使い方を調べるために、簡単なテストコードを書きたい。
    • 作ったライブラリの動作を確認する簡易コマンドを作りたい。
    • 作ったライブラリの使い方を示すサンプルコードを作りたい。

StandardTemplate

アプリケーション構成 に沿った設計のテンプレートです。

  • ネイティブのファイル形式を持つアプリケーション開発に利用できる。
    • (ネイティブ形式の)ファイルを開く、保存、などのメニューがある程度自動で生成される。
    • Undo/Redo 機能への対応も(少しだが)サポートがある。
  • 例えば汎用フォーマットのビュアーなど、ネイティブのファイル形式を持たないアプリケーション開発には向いていない。
    • そういうアプリケーションの場合は、StudioAppModel 等は利用する意味が無いので、モデルは自分で1から設計する。
    • StudioAppContext クラスは利用できる(場合が多いと思う)。

StandardCsTemplate

  • StandardTemplate の C# 版の位置づけ
  • メリット/デメリットは StandardTemplate と同じ
  • MoNo.RAIL を C# から利用するために幾つかヘルパー関数やヘルパークラスを用意して、それを利用している。
    • MoNo.CSharpUtils 名前空間や、StudioAppContextForCSharp など。
    • ヘルパーが十分足りているかどうかはまだ分からない。まだC#からの利用が煩雑になるケースなどがありそう。
    • 独自にヘルパー機能を作った場合で、MoNo.RAILに組み込んだほうが良いものがあれば連絡ください。